感銘を受けた今日の1フレーズ-炎炎ノ消防隊編-
炎炎ノ消防隊という作品はご存知ですか?
週刊少年マガジンにて連載されている人気作品なんですが、私は今日知りました(^^;)
オススメされて見てみると、面白くて止まらなかったです!
簡単に説明すると、人体自然発火現象により焔(ほむら)ビトという妖怪となってしまう人に対して、鎮魂する目的で活動する特殊消防隊を描くSF作品といった感じです。
活動していくなかで、様々な事実や思惑があかるみになり、特殊消防隊や所属する隊員達の様々な背景をもとに描かれていく見応えのある作品です。
そんななかで、私が感銘を受けた言葉は…
『神を信じてるかどうかじゃない。死にゆく焔ビトに何をどれだけできるかだ』
これは、自身は冷たい人間であり、神への信仰をしていなかった者が、焔ビトとなった同僚に対して何もすることが出来なかった過去に対して、主人公が所属する部隊長の言葉です。きっとこれだけ聞いても、マンガを見てない方からすると?だと思います。
特殊消防隊の役割は、人体自然発火の原因解明と、国民の安全を守ること=焔ビトの鎮魂です。焔ビトは自分の意志でなるものではなく、つい先程まで人間だった訳です。
安全を守るためといっても、結局は罪なき焔ビトを葬らなければいけない。
隊長は、国民の安全を守る英雄として、聖職者として決してあぐらをかくのではなく、焔ビトへの祈り、冥福の気持ちを欠かないこと、そして焔ビトの遺族への配慮を忘れないことを説きます。
それを聞いた主人公もまた、理解と共感を示し成長していきます。
この1フレーズから、私は『状況や条件に問わず、常に自身が出来る最善を尽くすこと』が大切であり、奉仕することの難しさと尊さについて考えさせられました。
コロナによって、これまでにない不安と恐怖、混乱を招く事態となっています。医療者は奉仕の精神で、不安と恐怖のなかで従事していますが、当然医療者の頑張りだけでどうにかなる問題ではありません。
理屈を抜きにして、今の状況のなかで自身ができる最善、とるべき最善を尽くしていくことが大事であり、医療者に限らずにできる奉仕ではないかという私見でした。
炎炎ノ消防隊、面白いのでオススメです。興味を持たれた方は是非!
それでは(*゚▽゚)ノ